プロジェクト / 事業プロデュース

YANAKA SOW

積水ハウス Airbnb

#地域 #旅 #空間プロデュース

「暮らすように旅する」
新しいスタイルの宿泊施設

オレンジ・アンド・パートナーズと
世界最大級の旅行コミュニティプラットフォームのAirbnb
共同プロデュースによる新しいスタイルのホテル
YANAKA SOW。
ホテルオーナーは、初の有人ホテル事業を手がける
積水ハウス不動産東京株式会社。
ハウスメーカーの技術と民泊運用のノウハウが
組み合わさることで、旅と暮らしの間にある、
丁度よい居心地の宿泊体験を提供します。

プロローグ

「住むと泊まるの間」
の体験

これまで“住”を基軸とした事業展開を行ってきた積水ハウスから、「“住む”というスタイルを活かした新しい宿泊施設を作れないか」とご相談がありました。
そこで私たちが提案したのが“住むと泊まるの間”を表現する新しいホテルです。アットホームな家と、快適で清潔感のあるホテルの中間のような空間を描き、人間味のあるおもてなし提供するホテルを企画しました。
無人の運営を基本として、地域とのコミュニケーションのハブとなる町のコンシェルジュ「YANAKA DIGGER」をゲストのチェックイン時間に配置することにより、ローオペレーションでかつ高い満足度の提供を目指しました。

「暮らすように旅する」
この場所でしか体験できない旅の提供

「住むと泊まるの間」をコンセプトにホテルを設計したことにより、パーソナル化された旅のニーズに対応することが可能に。そして、この場所でしか体験できない新しい旅を提供するためには、3つのSOW(ソウ)が大切だと考えました。

<3つのSOW>
「荘」
住むと泊まるの間のような、地域と交わる丁度良い場所をつくること
「添う」
町の空気に寄り添い、旅人と住人を繋ぐ役割を担うこと
「層」
何層にも重なる谷中の文化を掘り探るように楽しんでもらうこと

「荘」
住むと泊まるの間

世情により、旅と暮らしの境目が曖昧になっているなかで、「〇〇荘」のように “人間味”を感じる居心地の良さと、ホテルの快適さの両方の良さを活かした「住むと泊まるの間」の新しい体験を提供します。

全客室にはキッチンを設置し、ラウンジには無料のランドリーを完備。1ヶ月などの長期宿泊も可能な“住む“に近い体験の提供を目指しました。1日だけの人も、長く住み込む人も、どちらにとっても過ごしやすい空間と、 それぞれに合わせた町での過ごし方を提案します。

地域に寄り添う、
YANAKA DIGGER

「添う」
町の空気に寄り添い、旅人と住人を繋ぐ役割を担う

YANAKA DIGGERとは、チェックインの時間に施設に在席し、ガイドを行う谷中の町に詳しい案内人のこと。
YANAKA DIGGERは「民泊」のホストからヒントを得て、多様化した旅行者のニーズに対応する為に自らの足でまちを調査し、地域との関係性を築きました。

地域をよく知り、地元民とのつながりが広いYANAKA DIGGERは旅人にとっては、旅先で出来た友人のような存在。YANAKA DIGGERを通すことにより初めて訪れた場所でも昔からそこに 住んでいたかのように旅をすることができます。

YANAKA SOWが提案する
地域の楽しみ方

「層」
地域文化の深掘り

何層にも重なる谷中の文化を掘り探るように楽しんでもらうこと。町の“空気”を読み解き、現代の目線でデザイン・サービス化することで 地域になじむだけではなく、土地の新しい文化表現を通して、地域に暮らす人たちも新たな発見をする場所を創っていく。

ゲストに対しては、YANAKA DIGGERが谷中の町を独自の目線で切り取ったガイド本「DIG BOOK」や専用の「DIG MAP」などを用いて主観的観光をサポート。
また地域の情報が溜まっていく仕組みとして、ゲストが町のお気に入りの場所をポストカードに記入し、投函できるポストを設置。投函したポストカードは、地域と旅人だけでなく、旅人と未来の旅人を繋ぎます。

ホテル自身がメディアとなって、 町の価値を発見、編集、発信します。

Client:積水ハウス不動産東京株式会社
Executive Producer:小山薫堂
Producer:佐藤剛史
Project Manager:佐藤剛史
Planner+Director:橋詰隼人、永山慶志郎

YANAKA SOW
予約ページ

実施時期:2021年5月 OPEN

他のプロジェクト