プロジェクト / 企画プロジェクト

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日本郵便

#カルチャー #ソーシャル #ブランディング #プランニング #ラジオ

手紙文化を守り、広げ、
楽しむプロジェクト

手紙文化の啓発と、その機会提供を
目的としたプロジェクト。
手紙の普遍的な価値を伝えるラジオ番組、
実際に手紙を書く体験を提供する
移動型郵便局、そして全国各地にある
実際の郵便局など、リアルとメディア
双方から手紙の可能性を探っています。

プロローグ

手紙は、
手紙に関わる人達は、
これからどうなって
いけばいい?

きっかけは、宮崎シーガイアに設置した「レタールーム」。旅先で、時間を豊かにするためのもの、記憶に残るものとして、「手紙」をモチーフに選び、手紙を書くためだけの部屋を設えたことがきっかけとなって、このプロジェクトはスタートしました。デジタルの通信手段が発達する中で、手紙の価値を見直して、その体験機会を作りたい。その拠点として、全国に約24,000局ある郵便局をもっと盛り上げていきたい。そのためには、そこで働く人々に元気になってもらいたい…最初に日本郵便さんから伺ったお話は、こんな内容でした。

メディアとリアル横断の
実験的なプロジェクトで
手紙の可能性を探る。

手紙文化を啓発・促進すること、そして、全国に24,000局ある郵便局が一体になること。ふたつの目的を叶えていくために、日本郵便にさまざまなチャレンジをもたらす「実験的プロジェクト」として企画をスタート。

時代の流れに「手紙」をどう寄り添わせるのか、そこに、郵便局がどう関わっていくのかを、
★手紙をテーマにしたラジオ番組をプロジェクトの推進装置として、番組発で新しいアクションをつくっていく
★「手紙を書きたくなる、心が動く場所、とき」に自ら出向いていく「移動型郵便局 ポストカー」
で、手紙を書く体験を提供する
この2つの活動を軸に、郵便局を含む日本郵便が持つさまざまな資産を有機的につなぎながら展開していくことにしました。

ラジオ番組を
ラジオ番組以上の
「装置」として

ラジオ番組「日本郵便 SUNDAY'S POST」は、日曜にひらく音の郵便局をテーマに、日本中からさまざまな音や手紙が集まる番組として始まりました。日本の様々な風景や人の想いを音で伝える内容と同時に、番組という場を使って手紙を軸にあらたなチャレンジをするための装置としても捉えています。人気文具店とのオリジナル万年筆インク開発や、気鋭のアーティストとコラボレーションした「リスナーの手紙を楽曲にする」企画など、さまざまなアプローチで手紙の可能性を拡げています。

「手紙を書いて出すためのすべて」
を積みこんだ移動型郵便局

なんとなく、誰しもが手紙のあたたかみや魅力を認識してはいる。だけど、出す機会はあまりない…。そんな譲許の中で、一番の近道は「とにかく一度、手紙を書いてみる」「手紙を出す機会やストーリーをつくる」ことだと考えました。手紙を出したくなるとき、それはきっと、心が動くとき。素敵な景色を見たとき、いつもと違う経験をしたとき、その記録を残す意味で、手紙に手が伸びるかもしれない。そんな仮説から、「絵はがきにしたい風景をめぐる移動型郵便局」として、ポスト一体型の車両「ポストカー」を制作。切手や文具、ポストカードなど…その場で手紙を書いて出すためのすべてを備えた車両で、日本ん各地を訪ねています。訪ねた土地では、各地の郵便局と連携して、その場にしかない特別な消印「風景印」や、手紙を書く体験をより楽しくする工夫を重ねています。

Client:日本郵便株式会社
Executive Producer: 小山薫堂
Producer:萩尾友樹
Project Manager:木村陽一
Planner+Creative Director:新田あずさ
Planner+Director: 堀越彩、相場葵
Design:GEORGE CREATIVE COMPANY

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日本郵便 SUNDAY'S POST

実施時期:2019年4月〜現在

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