プロジェクト / 企画プロジェクト

beef atelier うしのみや

フェニックス・シーガイア・リゾート

#プランニング #プロモーション #旅 #食

700室の大型リゾートホテルに
たった6席の牛肉割烹店をつくる

予約が取れないレストランをつくる。
最初からその明快なゴールを見据えて
700室以上の大型リゾートに、
敢えて6席のみのカウンター。
日本一とも称される「宮崎牛」を
お寿司のように多彩なスタイルで味わう
牛肉割烹店をつくりました。

プロローグ

ホテルにとって
持続可能なブランディングとは?

スモールラグジュアリーが主流のなか、昨今、国内ではあまりない大型リゾート。そのリニューアルの一貫として「うしのみや」は誕生しました。元々あった鉄板焼きレストランの個室を改装する事で初期投資を最小限に抑えながら、宮崎の最大のコンテンツの一つである「宮崎牛」をテーマに持続可能なブランディング拠点をつくる。つまり、これは広告宣伝効果を前提にした業態開発を行うという提案だったのです。

前菜からメインまで、
宮崎牛のあらゆる部位を
異なるスタイルで味わう「肉の旅」。

カウンター客席に置かれるのは、オリジナルの「肉下駄」。そこに、まるでお寿司のように、宮崎牛のお料理が一品づつ繰り出されてゆきます。その数、なんと15品以上。一つ一つのポーションをミニマルにする事で「すべて平らげても180g」という魔法のようなコースメニューを構築しています。

大型リゾートだからこそ
1to1のホスピタリティを

完全予約制・6席のみのカウンターは、お客様とシェフとの距離感を密接なものにします。従来、大型リゾートでは叶えづらい一人一人のお客様と向きあえる空間をつくる事で、宿泊体験以上にこのレストランを訪れることを目的に多くのリピーターに愛され続けています。

料理のすべてを
小山薫堂自身が監修

人を良くする、と書いて「食べる」。

その原点に立ち返り、ここを訪れたお客様が元気になれる料理店を作りたいと思いました。
体ではなく、心が元気になる場所です。

宮崎には幸い、宮崎牛という日本に誇ることのできる財産がありました。
それを思う存分使って、ありとあらゆる肉料理をご提供する・・・
肉好きにとっては、まさに夢のようなパラダイスを作ったつもりです。

特製の野菜ジュースと生野菜で胃袋の準備体操を終えたら、
さぁ、究極の肉旅の始まりです。
たくさんの元気を充電して、明日の人生がさらに輝きますように。

小山薫堂

Client:フェニックスリゾート株式会社
Executive Producer:小山薫堂
Producer:軽部政治 萩尾友樹
Director:堀越彩

beef atelier うしのみや

実施時期:2014年10月〜現在

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